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BLOG【会計】
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会計で変化をとらえ、心を動かし行動を変える

2025年8月29日


会計で変化をとらえ、心を動かし、行動を変える


人の心が動くのは、変化を感じたとき。


旅行に行けば、いつもと違う景色に出会い、気持ちが高まる。だから、また旅行に行きたいと思う。

運動をすれば、体重が減り、スタイルが良くなって自信が生まれる。だから、また運動を続けたいと思う。

勉強をすれば、知識が増えて成長を実感できる。だから、また勉強をしたいと思う。


これらはすべて「変化」によって

心が動き、行動が変わり、

良い習慣が継続するサイクルに入ります。


■ 経営の現場では変化が見えにくい


しかし日々の経営の中では、こうした「変化」を実感しづらいのが現実です。

努力を重ねても、それが成果につながっているのかどうかが、

分からなければ心は動きません。


そして、心が動かなければ、

良い行動につながりません。

良い行動につながらなければ、

結果はついてきません。


つまり「変化を数字でとらえる仕組み」がなければ、

良い結果につながるサイクルに入ることができないということです。


■ 会計が果たす役割


経営の変化を数値でとらえ、

経営者や従業員の心を揺さぶり、

行動を変えるためのツールです。


売上が伸びていると分かれば「もっと攻めよう」と勇気が出る。

利益が減っていると分かれば「ここで手を打とう」と覚悟が決まる。


数字がとらえられ、

心を動かし、

行動が変われば、

経営は自然に良くなります。


■ 行動を変えるのは「リアルタイムの数字」


経営をもっと良くしたいなら、

リアルタイムに数字を見られる環境を整えることが必要です。

数字があるだけで自分自身への説得力がまったく違います。


数字の変化が行動を変え、

経営は自然と良い方向へ進んでいく

仕組みを整えましょう。


もし経営にどことなくモチベーションが上がらないなら、

数字をよりリアルタイムかつ正確に把握できる体制を整備することをお勧めします。


月次決算体制の整備にはぜひ弊事務所へご相談ください。


帳簿は毎日つけるべきか?─ “経理担当に聞かないと分からない”はやめよう

2025年7月1日


帳簿は毎日つけるべきか?ー “経理担当に聞かないと分からない”はやめよう


"「経理担当に聞かないと分からない」と言っているようでは経営者として失格である。"

永守流 経営とお金の原則 日計BPマーケティング

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■ 帳簿を“後回し”にしている会社ほど、資金繰りにつまる


資金繰りに困っている会社は往々にして、帳簿を後回しにしている傾向があります。

「帳簿は毎日つける必要はありますか?月に一度まとめてつけるでも良いでしょうか?」

と聞かれることもあります。


資金繰りに困りたくない、倒産したくないのであれば、

「帳簿は毎日つける」の一択です。


実は、帳簿を適時につけることは法律からも要請されています。


商法第19条、会社法第432条にはこう書かれています。


商業帳簿

第十九条 商人の会計は、一般に公正妥当と認められる会計の慣行に従うものとする。

2 商人は、その営業のために使用する財産について、法務省令で定めるところにより、適時に、正確な商業帳簿(会計帳簿及び貸借対照表をいう。以下この条において同じ。)を作成しなければならない。

3 商人は、帳簿閉鎖の時から十年間、その商業帳簿及びその営業に関する重要な資料を保存しなければならない。

4 裁判所は、申立てにより又は職権で、訴訟の当事者に対し、商業帳簿の全部又は一部の提出を命ずることができる。

また、会社法にも同様の記載があります。


会計帳簿

(会計帳簿の作成及び保存)

第四百三十二条 株式会社は、法務省令で定めるところにより、適時に、正確な会計帳簿を作成しなければならない。

2 株式会社は、会計帳簿の閉鎖の時から十年間、その会計帳簿及びその事業に関する重要な資料を保存しなければならない。


商売をしている人はすべて適時に、正確な会計帳簿を記録する必要があります。


■ 「毎日帳簿をつける」ことの意味


法律で帳簿を適時に、正確につけることが要請されているから、

帳簿をつけないといけないというのではなく、

もっと積極的な理由から帳簿を適時につけることをお勧めしたいです。


日々の帳簿を適時、正確につけていれば、

会社は資金繰りにつまり倒産することなく、

永続的に発展します。


■ 毎日帳簿をつけなかったらどうなるのか?


「帳簿を毎日つけるのはどうしてですか?」


帳簿を毎日つけなかったら、どうなるか想像できますか?


「今、会社の財務状態がどうなっているのか正確に説明できますか?」

「事業資金は何か月持ちますか?」

答えられる人だけが、帳簿を毎日つけなくても良いかもしれません。


しかし、そのような能力者はこの世におりません。


そして帳簿を読む能力があったとしても、

適時、正確につけられた帳簿がなければ数字は読めません。


会計士でも税理士でも同じです。

正しい帳簿がなければ例外なく財務の正しい判断はできないのです。


■ 経営は雰囲気でするものではない


毎日帳簿を正しくつけること、正しくつけられた帳簿を読むこと、

経営者の会計力は帳簿を見ることで鍛えられます。


「うまくいっている気がする」

「なんとなく黒字のような気がする」


そのようなふんわりとした態度では会社を守ることはできません。


■ 数字は嘘をつかない


数字は嘘をつきません。

嘘をつくのは数字を曖昧に語る人間の方です。


数字に弱いと思う経営者の方ほど、

ぜひ毎日帳簿をつけることから始めてください。

そして、数字と向き合ってください。

向き合った分だけ、数字は味方になります。


■ 経営者の財務能力は「日々の習慣が」つくる


帳簿を毎日つけ、毎日“数字を見る習慣”を持つことで、

経営者の財務能力は高まります。


資金繰りを見通すことができるようになり、

経営判断の精度を高めてくれます。


会社は勝手につぶれません。会社をつぶしてしまうのは、

経営者の財務能力の低さによります。


つぶれない会社にするために、

経営者は財務能力を磨き、

会計を味方につけましょう。