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BLOG【日常】
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モチベーションが上がらない時に試す、退屈を変える方法

2025年6月30日


■「学校の授業、退屈なんだよね」


ある日、うちの子がそうつぶやきました。

授業についていけないのではなく、

むしろ、授業が簡単すぎて知っていることばかり。

つまり、「難易度が合っていないことによる飽き」でした。


ーこれは、子どもだけの話ではありません。

私たち大人にも、まったく同じことが起きています。


■ やる気が出ないのは「難しすぎる」からじゃない


私は子どもにこんな提案をしてみました。


「それなら、自分でハードルを上げてみたら?」


たとえば、


・30分でやっていた課題を15分でやってみる

・制限時間内に何問解けるかに挑戦してみる

・終わった後に自己評価をしてみる


この“セルフ・ブラック化”は、

私自身が仕事の中でも取り入れている方法でもあります。


■ 「簡単すぎる仕事」は人の成長を止める


会計事務所の現場では、「正確さ」が何より重視されます。

もちろん、それは業務の土台として欠かせない要素です。


しかし、それだけでは、

業務にあたるスタッフも、お客様自身も、本当の満足を得ることはできません。


たとえば、年に1度だけ提出される正確な決算書よりも、

日々リアルタイムで信頼できる数字が見られ、

経営判断に活かせる状況のほうが、

圧倒的に価値の高いサービスになります。


ただし、リアルタイムで精度の高い数字を提供するには、

限られた時間の中での判断と処理が求められ、難易度は一気に上がります。


この目標が高すぎると、

スタッフに過度な負担を与え、

自信や達成感を失わせてしまうリスクもあります。


だからこそ重要なのは、

「簡単すぎず、難しすぎない」ちょうどいい目標の設計。


無理のない負荷の中で、

挑戦と成長の実感を得られるラインを見極める。

それこそが、マネジメントの本質だと考えています。


■ 目標設定がなければ、思考が止まる


目標が不在のまま数字だけを追っている経営者も少なくありません。

黒字でも手応えがない、月次報告が惰性になっている

それは「数字」と「経営の意志」が乖離している証拠です。


結果、こんな症状が出てきます


・成行き経営になる

・どんぶり勘定が常態化

・問題が起きたときに“他責”に走る


私たち会計事務所の使命は、単に数字を並べることではありません。

「経営者が前に進むための、意味のある目標を一緒に設計すること」です。


目標は今より高く設定してみませんか?


■ 自分にとって“ちょうどいい目標”を持てているか?


子どもが「退屈」と感じた理由は、

「本人の成長速度に、周囲の環境が追いついていない」

ということにあります。


これは私たちの日々の業務にも

お客様への経営支援にも同じことが言えます。


・昨日より少し早く業務を終える

・今月はひとつ新しい提案をしてみる

・来期から管理会計の仕組みを入れてみる


そんな「ちょっとした背伸び」の設定が、

前進のスイッチになり得ます。


■ “退屈”は、成長の予兆かもしれない


やる気は根性では生まれません。


「ちょうど良い目標設計」が、モチベーションの源泉です。


もし今、あなたが「なんとなく退屈だ」と感じているのなら、

それはきっと「次に進む準備が整っている」というサインです。


目標をほんの少しだけ高く設定してみましょう。


たとえその目標に届かなくても、

昨日の自分より少し前に進んだ実感が、

次の一歩への原動力になるはずです。


日々の積み重ねが成長であり、

ひとりひとりの一歩前に進む姿勢が

事業の推進力になることでしょう。


経営とITと、そして日常の会計のはなし

2025年6月20日


経営とITと、そして日常の会計のはなし


経営は、

事業計画をつくり、

予算を立て、

銀行からお金を借り

小さなオフィスを借り、

設備投資をし、

人を雇い

日々の取引を記帳し

月次で振り返り

新たな打ち手を打っていく。


その繰り返しの中に、

繰り返しではないドラマがあります。


初めて単月黒字を出せたときの安堵と歓喜。

新しい取引先や従業員との出会いに感じる、ワクワク感。

長年の取引先との別れには、少しだけ胸が詰まることもある。


日々、帳簿をつけながら、

誰にも見られない改善を積み重ねる。

うまくいけば黒字、

うまくいかなければ、さらに赤字。

「結果がすべてではない」と言いながら、

心のどこかで「結果がすべて」と本音が揺れる。


自分なかの心の葛藤と向き合いながら、

積み重ねた小さな変化が、

いつしか目標とした結果に少しずつつながっていく。


小さな変化は「今」は目立たなくても、

「将来」の大きな一歩になり得る。


だからこそ、伝えたいです。


今、黒字化していない会社には、

「焦らず、一歩ずつが一番の近道」

逆に売上を急激に伸ばしている企業には、

「その勢いを殺さず、足元を固めることこそ飛躍の土台」

と。


正しい会計処理は、これまでの失敗も成功も正しく教えてくれます。

そして、数字と向き合う経営者を、そっと後押ししてくれます。


このブログでは、

経営やIT、日々の会計処理、ちょっとした日常を

少しずつ綴っていけたらと思います。

どうぞ、よろしくお願いします。