社長が成長すれば会社は成長する
2025年7月16日
社長が成長すれば会社は成長する
■経営資源と社長の意思決定
経営資源である
人・もの・お金・情報の配分は、
最終的に社長の意思決定で決まります。
資源配分を誤れば会社の業績は下がる
逆に資源配分に成功すれば会社の業績は中長期的に上がる
会社をどうしていくのか、
その「意思決定」が経営のすべてと言っても過言ではありません。
■外部環境の変化に適応できるか
外部環境が変われば、
当然、会社の方針も変える必要があります。
うまくいけば続ける
うまくいかなければ撤退する
いつまでも失敗を続けない柔軟さが必要です。
外部環境に合わせて変化できる社長は、
会社を危機的な状況に落としません。
■自己変革できているか
会社を成長させる社長は、
自らの成長を限定せず、
常に新しい情報を入れ、
自分の頭にインプットして意思決定し、
外部環境に対応しようとしています。
稲盛和夫さんの成功の方程式では、
成功=考え方 × 熱意 × 能力
と書かれています。
正しい考え方を持ち
熱意を持ち続け
能力を開発し続ける
どれかの要素が0なら、成功の可能性も0です。
■AI時代だからこそ必要な社長の意思決定と熱量
今はAIが情報を整理し、分析し、提案までしてくれる時代です。
しかし、AIが示すのはあくまで「選択肢」であり、
どの選択肢を選ぶかは社長の考え方次第です。
さらに、考え方や熱意を組織に浸透させるのも社長しかできません。
つまり、社長の意思決定や熱量が会社の成長を決めます。
■正しい情報をタイムリーに正しく判断できる体制が会社をさらに成長させる
会社を伸ばす社長に共通するのは、この3つです。
・現状を正しく認識している(現状認識力)
・未来を予測している(仮説力)
・間違いは認めて修正する(修正力)
社長がこの3つを発揮するためには、
意思決定できる環境=経営インフラの整備が欠かせません。
■社長の能力を引き出す必要な経営インフラ
社長の3つの能力を引き出すための必要な3つのインフラが、
☑リアルタイム経営を可能にするクラウド会計
会社の数字をいつでも把握し、勘ではなくデータで意思決定
☑経営判断と業務を補完するAI
情報収集・分析・未来予測をAIに任せ、人は戦略に集中
☑あらゆる証憑や業務データをデジタルでつなぐ基盤(証憑の電子化)
ペーパーレスで業務を効率化し、数字と情報が自動で連携
これらが整えば、
正しい情報をタイムリーに判断できる体制ができます。
■社長の会社は準備できていますか?
クラウド会計が導入され、
AIを意思決定に活用し、
証憑は電子化され情報共有はデジタルでスムーズ
そのような体制はできていますか?
導入できていない会社は5年後に競争力を失うかもしれません。
逆に導入して意思決定するインフラが整い、
社長が成長すれば、会社はさらに成長します。
社長の意思決定できる社内の体制整備(仕組み化)や、
数字の見方については梅田会計がサポートします。
クラウド会計の導入やDXは梅田会計にご相談ください。
数字を読む力は、経営者にとって最強の盾である
2025年6月26日
数字を読む力は、経営者にとって最強の盾である
「経営にとって最も重要なことは、まず負けないこと」
なぜ数字が「盾」になるのか?
相談を受けるなかで心の底からこう思う瞬間があります。
「数字が読めていたら、こんなことにはならなかったのに――」
・不必要な設備投資
・将来の返済を見通せない借入
・現実から乖離した夢だけの計画
こういった事態の多くは、過去の数字を正しく読み解いていれば防げたものでした。
帳簿や決算書は、あなたの会社を守る「盾」です。
敵は外からだけでなく、内側にも潜んでいます。楽観、焦燥、思い込み――。
数字という盾は、そうした感情の矢を受け止め、冷静さを取り戻させてくれます。
準備不足こそが最大のリスク
経営の世界では、「やってみなければ分からない」という言葉がよく使われます。
しかし、それは言い換えれば、「準備不足でも突っ込んだ」ということ。
旅行に出かける前に、地図も見ず、行き先も決めずに出発するでしょうか?
・目的地までの資金は足りているか
・途中で立ち寄るべきポイントはどこか
・渋滞や通行止めといったリスクはあるか
・そもそも運転免許は持っているのか?
これらを確認するのが決算書であり、数字を読む力です。
帳簿は単なる記録ではなく、未来のリスクから自分を守る防御装置なのです。
自分自身と向き合う「もう一人の声」
決算書に並ぶ数字は、過去の自分が残した記録であり、声でもあります。
売上、仕入、経費、利益、そしてキャッシュ――
それらはすべて、「あの時、自分がどう判断したか」を映し出しています。
未来は誰にも見えません。けれど、過去を読み解く力は、未来への備えになる。
数字と静かに向き合う時間を確保し、もう一人の自分と対話しましょう。
「勝ちたい」なら、まず「負けない」準備を
大きく勝ちたいと願うなら、まずは沈まない経営を目指すこと。
数字を読めるということは、攻める準備ができていることでもあり、
同時に、守る力を備えていることでもあります。
会社を潰すのは、競合ではなく「油断」と「誤算」です。
それを防ぐ盾が、あなたの帳簿であり、決算書です。
経営者にとって「数字を読む力」とは
・慢心から身を守る盾
・感情的な判断を止める盾
・未来に備える盾
この盾を磨き続ける者こそが、長く生き残る経営者です。
数字を読む力は、経営者にとって事業の未来を守る最強の盾となります。
その盾を持つかどうかは、日々の数字を読む、
週次で数字を読む、
毎月の月次決算を読む、
その反復作業の先にあります。
お金では買えません。
地道な反復の積み重ねの先に、希望ある未来が待っています。
まずは今日、帳簿を開くことから始めましょう。